little beautiful sky

□第九話
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やってしまった
貴方を傷つけた
私は最低

【最終話:それぞれの旅立ち】


甲子園で優勝して母校に帰る
そこでは皆待っていた
体育館でパーティーをした
父さんに旗を渡した

皆嬉し泣きしていた・・でも
達也だけがいなかった



美「(達也・・)」
虎「おーい、そんな景気悪い顔してたらアカンって」
一「トラッ・・・」

一郎が虎吉を連れ去る
美空への配慮だろう

虎「何すんねん一郎!!」
一「今は・・、そっとしといたれ。」
虎「でもっ!!」
留「今の美空に何言っても通じないよ虎吉。」

達也は今病院にいる。
それは甲子園で死球をくらっても休まず、美空の球を受け続けた代償
それは野球人生を危ぶむ大きな怪我になっているかもしれないからだ


美「(私のせいで・・もし、もしもプロの世界にいけなくなったらどうする?
それでものうのうと野球を私はできるだろうか)」

体育館の隅っこでメダルを見ながらそっとため息をつく

と同時に遅れて達也がやってきた。

左腕にギプスをはめて


美「た・・つや」
達「おぉ!美空〜。名に辛気くさい顔してんねん」
美「大丈夫なん?」

と腕をさすと達也が苦笑いをした


達「気にするなって、2ヶ月で直るし」
美「・・・そう」
達「美空が俺の心配するなんてー、
  やっぱ俺は愛されてんな〜」
美「もう!ふざけんといて!」
達「はははっ。よーし飯食おう!」
美「ちょっ、なっ」

達也に引っ張られて食事の乗ったテーブルに行く

達「あれとってー」
美「はいはい」
達「あーんってしてー」
美「(怒)。はいあーーーーん!(イラッ」
達「でかいでかいでかい」

と口より大きいサイズの飯を押し付けた

二人はいつも通りに戻っていた。


とまわりは思っていたが・・






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